7/26(水)、普通科特進コース1年生を対象とした高大連携講義を行いました。

熊本県立大学 文学部 日本語日本文学科より五島慶一先生にお越しいただき、芥川龍之介『羅生門』を軸に据えた講義をしていただきました。評論や随想と違って小説の〈世界〉は、作者の生きている現実世界とは別物であるという話から始まり、〈語り手〉という役割を意識して『羅生門』の記述に注目したらどのような分析ができるのかを説明してくださいました。大学の研究で重要なのは「当たり前とされていることを『なぜ?』『本当か?』と疑うこと」である、という学びの本質に迫るお言葉もありました。

生徒は1学期の授業で『羅生門』を学習してこの講義に臨んでいますが、研究者の視点からのお話を聞いて、文学や大学での研究について更に視野が広がったのではないかと思います。

お忙しい中、有意義な講義をありがとうございました。


最後は芥川ポーズで記念撮影しました。