本日、普通科特進・特進選抜コースのコース朝礼が行われました。

コース主任の山口孝徳先生からお話がありました。夏目漱石が芥川龍之介に宛てた手紙を引用しての講話でした。

以下講話の内容です。

「ただ牛のように図々しく進んでいくのが大事です。我々はとにかく馬になりたがるが、牛には中々なり切れないのです。何を押すかと聞くなら申します。人間を押すのです。文士を押すのではありません。」

馬のように「早く、俊敏に優雅に、突き進んでいく」ことも大事ですが、牛のように「焦らず、深く考え、根気よく」生きることも大事であるということです。

結局のところ自分にできることは限られています。そのことを落ち着いて理解し、自分がやるべきことを考え、激流に流されることなく。超然と自分の時間を生きる、それが漱石が希望した、牛になるということなのかもしれません。

肩書や大学名だけにとらわれず、大学の先に何をしたいのかを考えつつ、地に足つけ一歩ずつ進んでいきましょう。

(講話の様子)