7/26(月)に多目的ホールにて高大連携の講義が行われました。

 

講師は熊本県立大学文学部日本語日本文学科、五島慶一先生です。高校1年生1学期に国語総合の授業で学習する、芥川龍之介の『羅生門』を素材として、小説の読み方について講義をしていただきました。

今回の講義の対象クラスは普通科特進コースの1年3組・1年4組です。前半の講義では評論・随筆と小説を比較しながら「”小説を読む”とは、何をどう読むのか」を考え、「《語り手》という存在」について生徒一人一人に考えを深めさせる講義が展開されました。『羅生門』以外の芥川作品や藤子・F・不二雄氏の漫画などにも話は広がり、生徒たちは興味深く講義に聞き入っていました。

後半の講義では、大学で行う「より高度な読み」を『羅生門』の細部の分析を通してお話しいただきました。文系・理系の垣根を越えた学びの姿勢や、「立ち止まって問いかける」ことの大切さなど、高校生活にも生かせる内容が盛りだくさんだったように思います。講義後の生徒たちの生き生きとした顔が、密度の濃い2時間を物語っていました。

 

お忙しい中、貴重な学びとなる講義をありがとうございました。