中学と高校の美術部を中心に、中学生全学年と高校生の美術選択者が授業時間で制作した、平和へのメッセージを込めた共同作品を「国際平和交流展「8+9 2021 ナガサキの地でアートを考えるⅢ」に出品しました。この展覧会は、現代美術家の井川惺亮 氏(長崎大名誉教授)の教え子らでつくる美術グループ「RINGART(リングアート)」が、長崎市の被爆76周年記念事業として開催しているものです。

熊本信愛女学院の美術教育では平和教育の一環として、ジョン・レノンの「イマジン」の曲を聴いて絵本を制作することを約40年にわたって継続して行っています。平和について深く考えを巡らし、お互いに違うことを認め合うことの大切さについて考える機会としています。

今年の東京オリンピックの開会式でも「イマジン」の曲が流れたように、新型コロナウイルス感染症の不安を感じながら生活をする私たちにとって重要なメッセージが込められていると思います。

今回の共同制作では、指で生徒一人一人が好きな色をのせていき、その後、いろんな色のペンで平和を意味するpeaceの文字を無数に重ねました。一人一人が平和について考えながら描きました。その前に、歴代の先輩たちの制作した絵本をおき、一つの作品としました。

運営をされた井川惺亮先生からも、シンポジウム「美術と平和教育」で講演された菅 章氏(大分市美術館館長)からもお褒めの言葉を頂き、来客からも大変、評判が良かったと聞きました。

制作の様子

 

 

 

会場の様子